
食材支援
もともと福岡県内で経済的に一番厳しい状況にある筑豊地区。平均賃金も県内平均以下ですし、生活保護率も高くなっています。
この経済的に厳しいということは、虐待リスクの大きな要因と言われています。その現実を示すかのように、福岡県内の児童相談所管内別の虐待の相談件数は人口比にすると一番高いという結果が出ています。
また、児童虐待の大きな要因として経済的困窮があげられていますが、世帯所得(実質)の推移を見ても、1994年には641万円だったのに対し、2018年には514万円と厳しくなっているのに加え、新型コロナウイルス感染症の影響によって、雇い止めやシフト減などによって、更に経済的に厳しさが増した家庭も多くあります。特に新型コロナウイルス感染症の影響は、正社員より、非正規雇用の家庭を直撃していると言われています。
それに加え、この筑豊地区は、福岡県内で経済的に一番厳しい状況にあります。平均賃金も県内平均以下ですし、生活保護率も高くなっています。
この経済的に厳しい状況を表すように、福岡県内の児童相談所管内別の虐待の相談件数(人口比)は、筑豊を担当地区にする田川児童相談所が、一番高いという結果が出ています。
そのような厳しい状況にある子育て家庭を少しでも支えられればという思いで、助成金を得たり自主財源を使用して、食材支援を行っています。
【2022年9月の食材支援公募分】
事業実施場所 11カ所
実施回数 11回
支援人数 550人
開催日時・開催場所
9月26日 二瀬交流センター
9月27日 飯塚東交流センター・穂波交流センター
9月28日 筑穂交流センター
9月29日 鯰田交流センター・庄内交流センター・頴田交流センター・近畿大学・九州工業大学
9月30日 鎮西交流センター・近畿大学九州短期大学
支援対象者世帯類型(重複あり)
ひとり親の子育て家庭 206
兄弟の多い子育て家庭 202
生活保護の子育て家庭 25
の他生活が厳しい子育て家庭 219
緊急度
緊急(食料が1週間分も無く、経済的にも厳しい) 41
2週間程は大丈夫だが、それ以降が厳しい状況 45
生活が厳しく、食料をもらえるなら頂きたい 464
支援の提供内容
食材 お米・パスタ・レトルト食品・お菓子・缶詰等
学用品 ノート・鉛筆・鉛筆削り・消しゴム等
【2023年1月の食材支援公募分】
事業実施場所 2カ所
実施回数 2回
支援人数 100人
開催日時・開催場所
1月30日 穂波交流センター
1月31日 サン・アビリティーズいいづか
支援対象者世帯類型(重複あり)
ひとり親の子育て家庭 45
兄弟の多い子育て家庭 34
生活保護の子育て家庭 16
その他生活が厳しい子育て家庭 37
緊急度
緊急(食料が1週間分も無く、経済的にも厳しい) 41
2週間程は大丈夫だが、それ以降が厳しい状況 45
生活が厳しく、食料をもらえるなら頂きたい 464
支援の提供内容
食材 お米・パスタ・レトルト食品・お菓子・缶詰等
衣料品 筑豊子育てネットワーク「かてて!」より提供頂いた衣料品
利用者の声
○生活保護受給者なのですべて遠慮してきました。
生活保護でもすごく厳しく、娘が食べて残れば食べていた状態でした。
醤油と水という日も度々ありました。今回、ご縁があったことに感謝しかありません。
多くの人々に広まればいいですね。
○本当に助かります。ありがとうございました。
○ありがとうございます。お米が尽きかけていたので助かります。
○親の助けも知り合いもおらず、つわりで3ヶ月、全て弁当を購入していました。
また、産後も誰の助けもなく、ファミサポやシルバー人材センターを雇うことから、
生活が苦しくなりそうなので、申し込みました。
上記の昨年9月と今年1月の食材支援は、令和4年度厚生労働省補助事業「ひとり親家庭等子どもの食事等支援事業」(一般社団法人全国食支援活動協力会実施分)を利用して行いました。
また、上記以外にも、団体の自主財源を使い、支援要請に応えています。
お問い合わせはコチラへ!
E-MAIL: childrenfirstfukuoka@gmail.com
FAX: 0948-24-9196
ご不明な点がございましたら、まずはお気軽にご相談下さい。